アイデア次第。仕組みづくりが今後を左右する
「収益を考えた時の仕組み」
今回はいつもと違う内容です。
私がJA職員時代、各イベントへ出向いてブースを出店していた頃の話です。
恥ずかしながらその時には気付けなかったことがあります。
それはイベントに出店したとき、私は下記のような考えを持っていました…
(金額は仮)
・売上:100,000円
・ブース代:20,000円
・商品原価:40,000円
・ガソリン代:往復5,000円
・人件費:30,000円
これらを差し引くと…
結局今日の利益は5,000円。
「準備時間と労力を考えると元とれないな…」
イベントが始まれば、時間と労力をかけて集めた野菜たちが有り難いことにすぐに売れる。
特に県内ではジャガイモが有名なため、多少高い価格でも売れます。
私の場合で言えば、収益を上げるためにはこの「じゃがいも」がキーマンでした。
イベントに参加した方に多いのは、その場限りの売上や目先の利益に囚われていること。一日の売上はいくら、利益はいくらと考えている時点で考え方にフィルターがかかっています。勿論売上・利益も大切です。
しかしせっかくその場に出向いているわけですからもう少し成果を上げましょう。
ではどうやって?(当時の私は思いついていませんでした)
「その場にあるもの以外のモノも販売してもよくないですか?」
例えば、じゃがいもは年二回収穫できますので
ジャガイモの袋詰めを販売する⇒次の収穫時期のじゃがいも(箱売り)を予約販売する。
勿論予約準備や、販促物の用意も必要になりますが、一度作れば使いまわせるはずです。
あるいは、「ふるさとセット」と題して毎月“野菜の詰め合わせ”を送る契約を締結してもらう。
こういったイベントは抵抗なく顧客と接することができますし、少なからず「いい物」と判断して購入してくれたわけですから、購買ハードルも下がっているはずです。
その場で契約が取れなくても、購入してくれた方にチラシやカードなど販売促進もできます。
その場で半年後の予約や一年間の契約が取れたら少しずつですが安心できます。しかもその積み重ねで安定した収益が期待できますので、短期の視点だけでなく、長期の視点でも考えてみてください。
ざっくりとした内容になりましたが、3か月後・半年後の利益が見通せるような仕組みを作ることが、今後経営していくうえで非常に重要なポイントになってくると思います。
今よりも収益を上げるのはあなた次第です。
「上記にある様な仕組みづくりを考えているけど、思いつかない」という方は相談承ります。相談はこちらまで
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